SNSで知り合った人から、「いい話がある」と投資に誘われた。うれしいような、怖いような、返信の手が止まっている。
金融庁には、SNSなどをきっかけに、出金できなくなった、連絡が取れなくなった、という相談が、多く寄せられています。だから、返事をする前に、確かめる点があります。
次に同じような連絡が来たとき、あなたは、立ち止まり、確かめて、相談するという順番を、思い出せるでしょう。その順番を、私と一緒に、見ていきましょう。
「儲かる」と連絡が来たら、返事をする前に、3つを確かめてください。
確かめても、安全とは言い切れません。
登録業者であることは、信用性を担保するものではない、と金融庁は書いています。
- 連絡してきた相手が、金融庁の登録一覧にあるか。
- 相手のサイトを、メールやSNSのリンクからではなく、自分で保存した入口から開いたか。
- 出金のために、保証金や税金を、先に求められていないか。
3つ目に当てはまったら、払わずに、相談窓口に連絡します。
金融庁は、どう案内しているか
金融庁は、暗号資産にからむトラブルについて、次のように案内しています(確認日 2026年10月9日)。
- 「暗号資産と関連付けて投資を持ち掛け、投資後、連絡が取れなくなりトラブルとなるケースが増えています。」
- 出金を求めたところ、保証金や税金などの名目で、金銭をだまし取られた被害も多発している。
(金融庁 金融サービス利用者相談室 https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/advice05.html)
金融庁は、投資詐欺の勧誘の例として、「必ず儲かる」「元本も保証します」といった言い方を挙げています。
暗号資産に限らない、投資全般の注意です。
(https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/attention.html)
怖くて、決めきれない理由
詐欺は、見た目だけでは、見分けにくいものです。
フィッシング対策協議会のガイドラインも、本物そっくりの偽サイトを見分けるのは非常に難しい、と書いています。
「自分は引っかからない」と考えるより、確かめる入口を、先に決めておく方が、役に立ちます。
立ち止まる合図
金融庁などが挙げている勧誘の例を、運営者がまとめました。1つでも当てはまったら、手を止めます。
手を止めるのは、運営者の考えです。
- SNSやマッチングアプリで知り合った相手や、著名人を名乗る人が、投資に誘う。
- LINEなどのグループに、誘導される。
- 出金のために、手数料や税金の名目で、先にお金を求められる。
- 最初は配当があったのに、突然サービスが止まる。
詳しい確かめ方は、偽サイトやSNS勧誘の記事に、まとめています。
読み終えたあとの、自分の状態
- 怪しい連絡が来たら、自分で、確かめる順番が分かっている。
- 登録の有無を、金融庁の一覧で調べられる。
- 困ったとき、どこに相談するかを、決めてある。
こんなときは、この記事
この取引所は、登録を受けているか
登録の有無は、金融庁の一覧で調べられます。一覧で分かることと、分からないことも書いています。
SNSやメールで、儲け話が来たとき
立ち止まる合図と、あらかじめ入口を決めておく方法を、整理しています。
取引所が止まったとき
法律が決めていることと、公式発表で確認できる実例、見る場所をまとめています。
口座の乗っ取りが心配なとき
二段階認証とパスキーの、違いと設定を、公的機関の案内とともに整理しています。
海外の取引所を使ってみたいとき
先に、日本での登録を確かめます。確かめる順番と、見る場所を示しています。
送金を間違えそうで、怖いとき
送る前に、確かめる項目があります。
よくある疑問
登録がある会社なら、詐欺ではありませんか。
金融庁は、登録業者であることをもって、信用性を担保するものではない、と書いています。
登録は、確かめる入口です。
一覧に載っていない会社は、無登録業者ですか。
一覧に載っていないことは、登録を受けたことの確認にはなりません。
金融庁は、無登録で暗号資産交換業を行う者の名称も、別のページで公表しています。
そちらにも載っていないことは、適法を意味しません。
お金を払ってしまったら、どうしますか。
やりとりの記録を残して、相談窓口に連絡します。
金融庁は、保証金や税金などの名目で金銭を求められたら、納めずに、今後一切関わらないよう案内しています。
困ったときの相談先
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センター等につながります)
- 警察相談専用電話 #9110(管轄の警察本部につながります)
- 金融庁 金融サービス利用者相談室 https://www.fsa.go.jp/receipt/soudansitu/advice05.html
受付時間や電話番号は、窓口ごとに違うため、各公式ページで確かめてください。
このページが、書かないこと
安全だとは、断定しません。確かめる方法をお伝えします。
投資のすすめでは、ありません。
最終確認日: 2026年10月9日