偽サイトやSNS勧誘に気づくための確認と、相談先

最終確認日: 2026年10月12日(相談窓口の受付時間などは、公式ページで見てください)

SNSのメッセージに、取引所のページへのリンクが付いている。開いてよいのか、本物なのか、判断の材料がない。

金融庁には、SNSなどで知り合った相手から投資を勧められ、連絡が取れなくなった、という相談が、多く寄せられています。だから、誘いを受けたときの確認の手順を、先に決めておきます。

リンクの前で、立ち止まる。確かめる。迷ったら、相談する。この3つが、このサイトの合言葉です。

偽サイトやSNS勧誘に気づくために、4つを確かめます。

立ち止まる合図を知る、入口を決めておく、相手の会社の登録を見る、迷ったら相談する、の4つです。

偽サイトは、見た目だけでは、見分けにくいからです。

本物そっくりの偽サイトを、見分けるのは非常に困難だと、フィッシング対策協議会のガイドラインも書いています。

フィッシングとは、実在する組織をかたって、パスワードなどの個人情報をだまし取ることです。

読み終えたときに、立ち止まる場面と、最初にかける電話番号が、分かる状態を目指します。

1. 立ち止まる合図を知る

まず、手口の流れを知っておきます。

金融庁は、SNSやマッチングアプリなどで知り合った相手や、著名人をかたる者からの投資勧誘に、注意を呼びかけています(令和7年4月17日更新)。

金融庁のページには、おおむね、次の流れが書かれています。

段階起きること
入口SNSの偽アカウントや偽広告が、著名人を装う。公式の写真を無断で使うこともある
誘導偽広告やURLから、LINEのグループや、詐欺サイトへ誘導される。個人のLINEやSMSに、突然連絡が来ることもある
演出グループ内で、特定の銘柄の勧誘や、口座開設、入金の要求が行われる。複数のアカウントで、成功しているように見せることもある。個人名義の口座への入金を、指示されるケースもある
初期しばらくは、利益が出たように装う
結末高額の入金のあとに、連絡が取れなくなる。または、出金のときに、高額な手数料や税金の名目で、入金を要求され、入金した直後に、連絡が取れなくなる

LINEは、メッセージを送り合うアプリです。

金融庁は、こうした勧誘を受けたら、冷静に対応し、相手の業者が登録を受けているかを確認するよう、案内しています。

立ち止まる合図の一覧

金融庁などが挙げている勧誘の例を、運営者がまとめました。1つでも当てはまったら、手を止めます。

手を止めるのは、運営者の考えです。

立ち止まる合図5つの図
  • もうかることを断言する、元本保証をうたう言い方(金融庁が、勧誘の例として挙げています。暗号資産に限らない例です)
  • SNSやマッチングアプリで知り合った相手や、著名人を名乗る人が、投資に誘う
  • LINEなどのグループに、誘導される
  • 出金のために、手数料や税金の名目で、先にお金を求められる
  • 最初は配当があったのに、突然サービスが止まる

国民生活センターの注意喚起(2026年9月1日)

国民生活センターは、SNSで著名人が勧める「もうかる方法」に、注意を呼びかけています。

公表は、2026年9月1日です。

相談事例には、次のものがあります。いずれも、2025年8月から2026年2月の受付です。

  • 著名人を名乗るアカウントから、投資講座に誘われ、約1,000万円を振り込んだ。

    出金を頼むと、約1,100万円の手数料を請求された(50歳代)
  • 動画サイトの広告から、メッセージアプリの投資グループに入った。

    海外の取引サイトで暗号資産を買い、約1,000万円を送金した。

    出金のときに、税金等として500万円を求められた(50歳代)
  • 少額で出金できたので信用し、約400万円を送金したところ、連絡が取れなくなった(60歳代)

アドバイスのうち、主なものを紹介します。

  • SNSの投資勧誘は、まず疑う。

    著名人の名前が使われているときは、その人の公式サイトなどに、投資への注意喚起がないかを見る
  • 通常の株やFXなどの取引で、個人名義の口座に振り込ませることはない、としている。

    個人名義の口座を指定されたら、詐欺だとしている
  • 不審に思ったら、すぐ、消費生活センターなどに相談する。被害の回復をうたう、二次被害にも注意する

暗号資産の例(2024年1月)

国民生活センターは、2024年1月にも、暗号資産のもうけ話について、20代に注意を呼びかけました。

事例では、SNSで知り合った相手に勧められ、2万円相当を投資サイトへ送りました。

利益が出て、3万円相当を出金できたので信用し、40万円相当を送りました。

ところが、出金を申し込むと、12%の税金を理由に、約5,800ドル(約86万円)の支払いを求められました。

2023年10月受付の、20歳代の男性の相談です。

最初に、少額で出金できると、信用してしまう点に、注意が要ります。これは、運営者の見方です。

友人や知人からの誘いでも、必要のない契約は断る、とも書かれています。

出典: 金融庁のSNS投資詐欺の注意、金融庁の詐欺的な投資の注意、国民生活センター(2026年9月)、国民生活センター(2024年1月)。

2. 入口を決めておく

リンクから入りません。

メールやSMS、SNSのリンクから、取引所のサイトに入りません。

入るときは、ブックマークか、正規のアプリを使います。

ドメイン名は、インターネット上の、サイトの住所のようなものです。

リンクのURLでは、「https://」の右側から、最初の「/」までの部分です(特殊な場合を除く、とガイドラインにあります)。

フィッシング対策協議会のガイドライン(4.3.1)には、次のことが書かれています。

  • 提供元企業のドメイン名を、サービス案内などで確かめて、直接入力する
  • 初めて使うときに、ブックマークに登録しておくと、以後は入力を省ける
  • 提供元の正規のスマホアプリも、有効。

    ダウンロードは、正規の提供元(Google PlayやApp Store)から行う
  • 偽のバナー広告や、検索結果から、フィッシングサイトに誘導される事例がある
  • ブックマークが正しいか、定期的に確認し、更新する
  • 似た文字列のドメイン名を使う詐欺があるので、文字を1つずつ確かめる

リンクを開く前に、確かめる

正規のメールと確認できないメールの、リンクは、安易に開きません。

開く必要があるときは、ブックマークか、正規アプリから入ります。

ガイドライン(4.3.2)には、マウスのカーソルをリンクに重ねる、またはスマホでリンクを長押しすると、内容が表示される、とあります。

ただし、Apple端末では、長押しでプレビューを表示すると、サイトにアクセスしてしまう、という注意もあります。

見た目では、見分けにくい

ガイドライン(4.3.3)は、偽サイトは、正規のサイトをコピーして作られることが多く、見分けるのは非常に困難、としています。

確かめる方法として、次の2つが挙げられています。

  • ブラウザーに表示されたドメイン名が、正規のものと一致するかを見る。

    Google Chromeでは、「https://」のサイトでも鍵マークは表示されず、暗号化されていないサイトには、「保護されていない通信」と表示される
  • 確認できないときは、利用を止める。

    パスワードマネージャーなどで、自動的にログインできないときは、偽サイトの可能性がある、としている

初めて使うサイトで、偽サイトか分かりにくいときの方法も、挙げられています。

  • 事業者のWebサイト以外の情報(新聞広告など)で、正しいURLを知る
  • サポート窓口に、電話で確かめる
  • そのURLを、いくつかの検索サイトで検索し、偽サイトという発言がないかを調べる

SNSの誘いや取引所にも、同じ考えを当てはめるのは、運営者の応用です。

ガイドラインは、主に、メールやSMSの話として、書いています。

差出人の表示は、信用できない

ガイドライン(4.4.1)には、メールの差出人の情報は、簡単に詐称でき、見抜くことは不可能、とあります。

どんなときに、どんなメールが届くかを、事前に知っておきます。

当てはまらないものは、すべて怪しいと考えることが大切、としています。

SNSやSMSの連絡も、同じです。

被害を小さくする備え

ガイドライン(4.5.2)には、多要素認証が、不正ログインを防ぐのに有効、とあります。

多要素認証とは、パスワードに加えて、SMSの認証コードなど、別の確認を重ねる方法です。

IDとパスワードだけでは、フィッシング対策として十分とは言えない、とも書かれています。

設定のしかたは、口座の乗っ取りへの備え、二段階認証とパスキーの設定にあります。

3. 相手の会社の登録を見る

相手の会社が、登録を受けているかを、確認します。

手順は、金融庁の登録一覧で、取引所の登録を調べる方法にあります。

金融庁は、登録を受けていない「無登録業者」について、出金を断られる、法外な出金手数料を請求される、連絡が急に取れなくなる、といった声が、多く寄せられている、としています。

登録を受けていると確認できても、そのSNSの相手や、サイトが、その会社の本物とは限りません。

登録の確認と、入口の確認は、別々に行います。これは、運営者の考えです。

4. 迷ったら、相談する

まず、全国どこからでもかけられる、消費者ホットライン「188」です。

お住まいの地域の消費生活センターなどにつながり、相談は無料です。通話料はかかります。

一部のIP電話などでは使えません。その場合は、窓口に直接かけます。

#9110は、土日祝日と夜間は、当直や音声案内での対応です。

金融庁は、勧誘に応じて不安になったときや、トラブルに遭ったときは、金融庁の金融サービス利用者相談室に情報を寄せ、最寄りの警察署にも相談するよう、案内しています。

ここからは、運営者の考えです。相談のときに、やり取りの画面を見せられるよう、消さずに残しておきます。

情報を送る窓口

次の2つは、相談ではなく、情報を送る窓口です。

  • SNSの投資詐欺が疑われる広告の情報受付(金融庁): 24時間、オンラインで受け付けています。

    対象は、偽広告をきっかけに勧誘を受けた場合や、被害に遭った場合などです。

    個別の相談には応じていません。
  • フィッシング対策協議会の報告: 疑わしいメールやSMSを受け取ったときに使えます。

    迷惑メールのフォルダに入っているものは、報告しなくてかまいません。

よくある疑問

友人に誘われたときは、どうしますか。

国民生活センターは、断りにくくても、必要のない契約は断るよう、案内しています。

著名人の広告を見て、気になったときは。

金融庁によれば、SNS上の偽アカウントや偽広告は、著名人を装い、公式の写真を無断で使うこともあります。

ここからは、運営者の考えです。

広告や投稿から、直接、LINEや投資サイトに進まず、まず、手を止めます。

国民生活センターの案内のように、著名人の公式サイトで、注意喚起が出ていないかも、見ます。

海外の取引所の場合は。

日本の登録の確認は、海外の取引所と、日本の登録の確認に書いています。

このページが、書かないこと

特定の会社のすすめや、被害を取り戻す方法の保証は、書きません。

個別の被害の判断や、法律の助言は、できません。投資のすすめでは、ありません。

暗号資産のリスク全体は、暗号資産のリスクを先に知る。起きうる損と失敗にまとめています。

次に読む

出典(確認日 2026年10月12日)

  • 金融庁「SNS・マッチングアプリ等で知り合った者や著名人を騙る者からの投資勧誘等にご注意ください!」(令和7年4月17日更新)
  • 金融庁「無登録業者にご注意ください」
  • 国民生活センター「SNSで著名人が勧める“もうかる方法” それって本当!?」(2026年9月1日公表)
  • 国民生活センター「【20代要注意!】暗号資産のもうけ話」(2024年1月23日公表)
  • フィッシング対策協議会「利用者向けフィッシング詐欺対策ガイドライン 2025年度版」(2025年6月)

この記事は、誰が書き、どう確認していますか

書き手は、このサイトの運営者の、石橋ガイド(ペンネーム)です。公的機関や各社の公式ページの原文を開き、確認できたことだけを書いています。

この記事は、金融庁、国民生活センター、フィッシング対策協議会の資料を、2026年10月12日に確認して書いています。国民生活センターの、2026年9月1日の注意喚起も、確認しました。

運営者の考えは、「運営者の考え」と書いて、事実と分けています。

出典と最終確認日は、記事の中に書いています。確認の方法と更新のルールは、調査方法と更新ルールに、運営者の紹介は、運営者情報にあります。