シードフレーズの保管で避けたいこと
最終確認日: 2026年10月7日(各社の案内は更新されます。最新は、各公式ページで見てください)
ウォレットの画面に、英単語がずらりと並んだ。これを、どこに、どう書き留めればよいのか。
他の人がシードフレーズを知ると、ウォレットを復元されて、中の暗号資産を動かされるおそれがあります(MetaMaskの案内)。
読み終えたとき、「人に教えない、デジタルに保存しない」という、避けたいことの線が、自分の中で引けているでしょう。
シードフレーズは、人に教えない。クラウドなどのデジタルに保存しない。
この2つは、MetaMask、Ledger、Trezorの公式が、どれも案内しています。
シードフレーズとは、ウォレットを復元できる、英単語の並びです。
この記事では、公式が避けるよう案内していることを、出典つきで整理します。
どこに置けば安全か、という話は、公式の言葉で確かめられた範囲では、書きません。
これは、自分でウォレットを持つ場合の話です。
取引所に預ける場合との違いは、ウォレットは必要?取引所に預ける場合との違いで説明しています。

シードフレーズとは
ウォレットを初めて設定したときに、作られる単語の並びです。
業界で広く使われる標準の仕様(BIP-39)では、単語の数は、12〜24語です(BIP-39)。
MetaMaskの公式は、12語の固有のフレーズ、と説明しています(MetaMask)。
呼び名は、サービスごとに違います。
- MetaMask: シークレットリカバリーフレーズ
- Ledger: シークレットリカバリーフレーズ(ニーモニックとも)
- Trezor: ウォレットバックアップ
どれも、ウォレット全体を復元するための、単語の並びを指しています。
この記事では、まとめて「シードフレーズ」と書きます。
「秘密鍵」は、資産の送金に必要な、暗号の鍵のことです(デジタル庁の委託調査報告書(PDF)の用語集)。
似た言葉ですが、この記事では、シードフレーズを中心に書きます。
避けたいこと
人に教える、見せる
運営側を名乗って聞いてくる相手は、公式のサポート窓口から報告するよう、MetaMaskは案内しています(MetaMask)。
Trezorは、サポートと話しているときでも、ウォレットバックアップを聞くことはない、としています(出典)。
ソーシャルメディアなどで、サポートを名乗って聞き出そうとする人がいる、という注意も、同じページにあります。
オンラインに保存する、撮影する
- オンラインに保存しない。
クラウドやパスワード管理ツールは、ハッキングのおそれがある(MetaMask。出典) - デジタルのコピーを持たない。例は、スクリーンショット、写真、メール(Trezor。出典)
- クラウドのサービスに保存しない(Ledger。出典)
Trezorは、デジタルのコピーは、持ち主が気づかないうちに、作られることがある、とも説明しています(Trezor)。
求められた場所に、入力する
Trezorは、Trezorのデバイスから求められたとき以外は、どこにも入力しないよう、案内しています(出典)。
偽のサイトやメールで、入力させようとする手口への注意も、同じページにあります。
声に出して読む、人目のある場所で扱う
Trezorは、声に出して読まないこと、周りに録画できる機器がないか注意して、ひとりで行うことを、案内しています(出典)。
なくしたとき、知られたとき
MetaMaskは、シークレットリカバリーフレーズを失うと、資金は復元できない、としています。
ここでいう「失う」には、ウォレットに入る手段を失うことも、含まれています(MetaMask)。
Ledgerの日本語ページは、正確に書き留めていないと、ウォレットにアクセスできなくなる可能性がある、としています(Ledger)。
知られたときについて、MetaMaskは、次のように説明しています(MetaMask)。
シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵を持つ人は、口座からトークン(暗号資産)を移せます。
ここからは、運営者の補足です。製品や設定によって、違いがあります。
使っているウォレットの公式の案内で、確かめてください。
確認できなかったこと(2026年10月7日)
サポートを装ってシードフレーズを聞き出す手口は、国の機関の注意喚起では、確認できませんでした。
各ウォレットの公式の案内の範囲で、書いています。
詐欺全般は、別のページで
メールやSNSでの勧誘など、詐欺全般の確認と、相談先は、偽サイトやSNS勧誘に気づくための確認と、相談先で説明しています。

